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みなさんは、デザインでクライアントからOKいただくためにどうしていますか?

初回打ち合わせでヒアリングした通りにつくったら「なんか寂しい」といわれ、「もっとかわいく」「もっとスタイリッシュに」などだんだん当初の方向性からずれていって、挙句の果てには「最初のがいいや」みたいになってしまい、作業のロスがかなり発生してしまっています。

大手なら最初に3案だしたりするのでしょうが、個人で格安で作っているのでそういう工数をかけるわけにもいかず。

多少の修正はもちろん応じますが、あまりにも話しがあっち行ったりこっち行ったりしすぎてしまい、参っています。

初回打ち合わせ時にお客様のイメージが固まっていない、完成図が想像できていない、「オーダーメイドのデザインを発注したという意識の欠如」のが問題だと思っています。

これまでは、主に口頭でヒアリングべースだったのですが、こういうシートをクライアント自身に記入してもらうことで、「発注意識」を持ってもらうことを考えています。

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他にも、うまくまとめるポイントがアレば教えていただければと思います。

みんなの回答 10 件

名無しさんの回答

デザイン案を受けて契約書を交わすとき、修正を行う場合は、再見積も含めて○○円頂きます、みたいな文言を明確に契約書のどこかに書いておく。
これで尚、デザインを変えたいというのなら、その分のお金を払ってでも変えたいということですから、多少はきちんと考えての事でしょうし、再度変えたいということは少なくなるのではないかと思います。

あと、最初にサイトを作る目的を大前提として明確にしておく。そうすれば、コロコロと変えたいと言われても「これだと○○が目的のお客様は、△△の理由で、あまり来てくれなくなりますよ。前例もあります」みたいに説得すれば撤回してくれるかもしれません。
プロジェクト名を「子供のお客様倍増計画」とか分かりやすくしておいて、メールやら議事録やら資料やら、全ての関係資料のタイトルに書いておけば、大前提としての目的がブレることは少なくなるのではないでしょうか。

名無し

契約書で縛るのは正直厳しいのですが、「目的をきちんと共有する」のは必要ですね、参考にさせて頂きます。

名無しさんの回答

契約書とかで守りを固めるのも大切ですが、特に戻しの多いクライアントには「自分も参加している」という演出をすることが大切です。
例えば、複数案作って、そこから、「A案のどこどこと、B案のこれをミックスした感じにしたい」と相手に言わせる。完璧な案を作らず、様々な要素を混ぜて、どの案もちょっと違うんだよなぁと感じるくらいが良いです。

「自分が決めた」という楔は、のちのち効果的に働きます。
でもこれは、あくまでプレゼン上の演出なので、プランの決定を相手任せするわけではありません。ちゃんと自分の中で落とし所を持って、そこに話を持っていく力は必要です。

名無し

確かに、そうですね、参加してる感がすごく大事だと思います。参考にさせて頂きます。

名無しさんの回答

上の案とちょっと被るのですが、最終的にFIXにしたいデザインと、初稿は少し変える事です。最初からクライマックスだと、そこからの修正で崩れていくので。80%の力と100%の使い分けはデザイナーとして重要です。

名無し

なるほど、最初からクライマックスでいいのは某ヒーローだけか。

名無し

なるほど!ありがとうございます!「最初からクライマックスだと、そこからの修正で崩れていく」まさにそのとおりでした!

名無しさんの回答

なんの仕事でもそうですが、一度相手の無茶を飲んでしまうと、本来対等なはずなのに、そこで上下関係が生まれてしまい、以後も同じような事が続きます。(素人の)お客に振り回されただけなので、良い物が出来る訳もなく、苦労した割にお金は貰えず、お客からの評価も悪く、単なる頑張り損になります。しかもそういう所に限って1度きりでお付き合いは終わります。

また何の知識もないのに出てくる物には文句を付けるクライアントには、ある程度の宿題を出してあげるべきです。
デザイナ側からして押さえておきたいポイントを質問表にしたり、方向性となるサイトを指定してもらったり、意識のずれを無くす方法はあるんではないでしょうか。

名無しさんの回答

まずデザインに入る前に、参考サイトをたくさん用意して、一緒に見てもらいながらかなり具体的にイメージを詰めておくのがいいですよ。
そういうタイプのクライアントはデザイン自体に慣れていないので、彼らの中に本当はイメージができていないし、真の要望を彼ら自身が言葉にするのも難しいことが多いです。

名無しさんの回答

メインビジュアルが差し替わるなどはよくありますが、全体的なデザイン構成まで変わるとするとそれは請負業者側の提案力にも問題があると思います。

まさかデザインの画像だけを提出しているとは思いませんが、なぜそのデザインに至ったのかの経緯、サイトに求められるKGIやKPIに対してそのデザインがどのように寄与するかのロジカルな説明、エンドユーザに与える印象を説明できるデザインコンセプト、コンセプト内の文言にも注意を払って説得力を持たせ、クライアントと意識共有(という名の説得のうえで、一度は「うん」と言わせる)すれば、大きく左右されないと思います。

また、クライアントの担当者のランクにもよりますが、基本的には上申のうえで承認されるとしたら、その方が上司や周囲の方に「このデザインでリニューアルしたい、それはなぜか」と説明できるシナリオのお絵かきまで提案するのがwebデザイナーの仕事だと思っています。

名無し

企画費が組み込まれている大型案件の場合は勿論そうだと思います。おそらく一番問題なのが「さくっとやっちゃってよ」系の軽い案件こそ、よりOKが出辛いという事かと思います。「アレもコレもできて魔法のWebデザイナー!」を期待されても、お見積もり内でしか動けませんし、動いてはいけないのが、ルールなはずですけどね…。線引きは難しい所だと思います。

名無し

コメント主です。いえいえ、さくっとやっちゃってよ系こそ、そういうの大事ですよ。だって担当者には何のビジョンも定義もないですからね。デザインが迷走するのは往々にしてそういった定義づけの共有(コンセンサス)がお互いにないまま、思いだけで見た目の調整しているからまとまらないのです。こねこねしていると結果的にお互いの調整コストがかさみ、客からしたら使えないデザイナーという印象を持たれてしまうので、私の場合はかならずそのような口上をのっけてから提案に持って行きます。そんな目標設定やそんな口上なんで軽い場合でもペラ1,2枚あるだけで全然心証違ってきますよ。がんばってください。

名無しさんの回答

自分は単にテキストや画像をレイアウトしたり装飾したりする=デザインでは無いと思っていて、それこそ物事を良くすることがデザインだと思います。何を「良くする」のかはクライアントによって目標が様々ですが、Webデザイナーの目的はWebをデザインしたり作ることが目的では無く、Webという一つの手段を用いてクライアントに何らかの利益をもたらし、笑顔になってもらうのがうちらの目的だと思っています。そしてどのようなクライアントでもお金を払う以上、それをうちらに期待します。作ってもらうのが目的では無いはずです。

上の方もおっしゃって見えますが、デザイン(見た目)をあれこれ考えるより、コンセプトをまず考える方がどれだけも重要です。コンセプトがしっかり磨かれていて、それが本質をしっかり捉えているなら、あとはそれらを反映させていくだけでおのずとデザインが出来上がる気がします。コンセプトを練るのは大変で相手の業界を調べたり、調べて現状を把握した上でどうすれば「良くなる」かめちゃくちゃ悩みますが、やっぱりそれはうちらの仕事だし、その提案が無くただ画を描いたものを見せているだけだとしたら、クライアントがフワフワしても不思議ではありません。仮にコンセプトをしっかり作りこんで持っていっても、当たり前ですがNGなんてことはいくらでもあります。自信満々の案を一蹴されるとやっぱり凹みますが、大体NGの理由は聞き出せば必ず見つかるし、そうゆうやりとりはデザインを仕事にしている以上必ず付き物だと思います。

値段が安くても、頑張って作ります!と言って請け負ってしまった以上は、よっぽどクライアントさんが悪人ではない限り、義理を通す必要があります。今後どうしても安く請け負わなければいけない案件があったとしたら、個人的には言いたくないけど自分の作業はここまでです、と、予め明白にしておくしかありません。安くても基本、請け負ったら最後、ですよ。

名無しさんの回答

自分のデザインに対する考え方に共感してもらえるお客さんと仕事できる仕組みをつくることですよね。それが難しいんですが....。

名無しさんの回答

クライアントは身銭を切っているので、「発注意識」は持っていらっしゃるのではと思います。
単純に、ビジュアルサンプル1案 (?) だけでは〈納得感〉が得られないのではないでしょうか。
どれだけ時間がなくとも、クライアント側からすると選択肢がないと「もっといいものがあるかもしれない」と思ってしまうように思います。(自分が何かモノを買うときに、色違いがあれば見てみたいですし。)
「当初の方向性」を前提にしたとしても、クライアントはデザイナーではなく、ゴールの絵面が見えているわけではないので……。

私も個人のデザイナーですが、どれだけ時間がなくとも、時間がないなりのコンセプト資料とビジュアルサンプルを2案以上は提出するようにしています。
結果的に最初に時間をかけたほうがロスが少ないように思いますし、クライアントの信頼が得られて、「後はお任せ」されることもあります。

名無し

「ホームページの発注意識」ではなく、「デザイン方向性の発注意識」のことです。ヒアリング時に「こういう方向性で」と発注した意識が薄いのではないかと感じていまして。参考にさせて頂きます。

名無し

「デザイン方向性の発注意識」までクライアントに求めるのは、長いお付き合いになりそうなクライアントだからでしょうか? もしそうでなければ、クライアントとの意識のすり合わせ (クライアントの教育コスト) のほうが、金銭的に見合うのか疑問です……。私自身にも言えることですが、端的に言うとヒアリングどおりに作れていようといまいと、デザインに説得力が足りないのが長引く根本的な原因ですので、クライアントに考えを固めさせる材料を用意するより、説明・説得するための材料を自分で作る、自分が変わるほうが早いのではないかなと思いました……。まったく外した内容でしたら申し訳ありません。

名無しさんの回答

添付されてる表も指針としてはあった方がよいとは思いますが、かっこいい、かわいいは個人の主観で定義があいまいなため提出したものの理由としては弱いと思います。
提出したものへいたった経緯が明確ならば素人目線からでもなるほどと納得できるのでは。
なぜをちゃんと説明することでいったりきたりは減ると思います。

最終更新日:2012-04-20 (14,344 views)

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