最近のWebデザインに困惑している
特に、シングルページデザインやインタラクティブデザインの何が良いのか理解できない
自分は今まで以下のようなサイトが使いやすくて良いデザインだと思っていた
- http://www.rakuten.co.jp/
- http://www.nicovideo.jp/
- http://www.pixiv.net/
ところが、デザイナーが勉強のために参考にするサイト集を見ると、
どうも様子が違う
http://muuuuu.org/
http://liginc.co.jp/designer/archives/11237
冒頭の繰り返しになるが、このようなデザインが良いデザインだとは到底考えられない
例えば以下のようなサイトは最悪だと思う
- http://sfcd.com/
メニューが右上の一つしか目に入らない
シンプルすぎてスクロールできることさえわからない
awwwards.comではユーザービリティが高いデザインとされている(信じられない……)
- http://recruit-jinji.jp/
どこに何があるのか、目的の情報はどう探せばいいのか、もはや意味不明
シングルページデザインやインタラクティブデザインでないと、ユーザーや顧客には評価されないのか?
自分は、楽天やニコ動やPixivのようなサイトよりも、http://sfcd.com/やhttp://recruit-jinji.jp/のようなサイトの方が優れた物であると、考えを改める必要があるのだろうか?
意見がほしい
みんなの回答 13 件
ただの慣れ
どうして顧客やユーザーじゃなくてここで聞くのか不思議ですが、もっといろんなユーザーや顧客と会話したほうがいいと思う。
結局のところ、ニーズやトレンドが日々変わっていく中でユーザーやクライアントはそれをキャッチアップしていたけれど、自分はしていなかったということではないでしょうか?
相手に求められているものと自分が求めるものに乖離があるならそこは改めるか諦めるしか方法はないかと。
楽天とリクルートサイトを同じ尺度で計ることがまず疑問。
楽天がリクルートみたいなUIにしたり、リクルートが楽天みたいな見栄えにしたら、webデザインとして両方失敗ですよね。
ま、当たり前ですが。。
言いたいことは一理あると思うけど、後者もスマホから見て使いにくいとまでは思わかったです。
同意できる。
webデザイナーという視点からは、「顧客がそう言うんだからそう作らないといけない」という考えもまた一理あるとはいえ、「そもそもそれがふさわしいデザインかどうか」はまた別の話。
トレンドという言葉は良く聞こえるが、流行というユーザーエクスペリエンスと第一義的には関係のない要素をカッコ良く言っているにすぎない。
個人的には楽天などのサイトもあまりにごちゃごちゃしていて、使いこなせるようになるまで時間がかかりそうだという印象はあるものの、最近のデザインに対するトピ主の評価には特に同意できる。
そういうデザインが必要な場面は無いとはいわないが、何でもかんでもそうというのはそれはそれで間違いだと思う。
何かについて「嫌いである」という意見は特段不思議ではないし、単に好みの問題だ。ただ、ひとつの物事について「よさが理解できない」というのは、理解力、知識、経験の問題だ。とくに、デザインに対してデザイナーがそう思うのであればかなり致命的な欠陥だ。なぜならば、それぞれにそれぞれの良さがあり、デザイナーはいろんなシーンにおいて、それを使い分ける立場であるわけだから。繰り返すが、使い分けられないというのは、デザイナーとして致命的な欠陥だ。
ヒント;ウェブサイトは広告花火でもある商業デザイン
UX向上という広義の問題を、使いやすさだけで捉えるからそうなる。
目的あっての手段。
逆にあなたのような人を客層として除外することも目的なら、上記のサイトは成功していると言える。
これはよくある話だけど、時代の流れがそうなってるんですよ。コンテンツに焦点を絞って、より短時間で要点のみが欲しい利用者が増えたから、余計なものが要らなくなってきてるというか。アプリの利用時間が増えたのとか、スマホが普及してるとかも関係あります。ただ、コンテンツ設計や内容自体が旧態依然としてるのに、見た目やUIだけ、コンテンツ焦点型なサイトが多いんで、使い難いサイトが多いですね。コンテンツを含めたデザインが為されて無いと、ダメなんでしょうね。
そうやってどんなデザインが良いのかと問い続ける事は必ず力になるよ。
答えは複数あるから、いろんな考え方を吸収すると良い。
これからは数値を把握する事だよ。デザインによってどう数値が変わるかというところが今以上に注目されていく。グロースハッカーとかもっと増えるでしょう。
楽天とかニコ動とかは、メインが検索だよね。サイトに訪れるユーザーの目的は、楽天で販売されている商品であって、楽天のデザインではないのは分かるよね。ニコ動も同じ。投稿されてる動画などが見たいのであって、デザインが目的ではない。だからいかに探している商品にたどり着けるかを最優先したデザインになっている。いっぽうで、SFCDはエンジニアリング力とデザイン力でデジタルのプロダクトを作る会社。ユーザーに対して「この会社に頼むとなにかすごいことをやってくれるのではないか」という期待感が必要だ。だから単にWORKSを楽天やニコ動のようにシンプルに羅列するより、サイト自体がインタラクティブであったりすることで、過去の仕事だけでなく、会社自体に期待感を持たせることができる。この場合、ユーザーの目的となる商品は、過去の仕事+会社自体だからだ。同じようにリクルートの人材募集も、サイトに訪れるユーザーは、その会社から文字として表される雇用条件以外の何らかを魅力を期待している。単にアクスセスよく情報にありつけるよりも、情報にありつくまでは少し手間だけど、なにか面白そうな会社だ、と思ってもらったほうが、会社としてのアピールになることも多いからなんだ。このように、商品は何で、それを欲しているユーザーはどんな気持ちでサイトを見ているかを考えると自分なりの理屈ができてくるよ。商品が違ってターゲットが変われば、適切なデザインも全く異なるものになってくるよ。
みんなが知ってる場所にみんなが知ってる形のボタンを置けばそりゃ機能性が良くて使いやすい。でもグラフィックとしてつまらないから訴求性に欠けるでしょ。だから一定のアクセシビリティを維持しつつどれだけユニークなものを取り入れるかのバランスになってくる。
ID:URtJXt2GCcqkとID:3oJY6/VE.j/Xの自分の意見に対する推測はすべて正しい
デザインそのものの良さが理解できないし、トレンドも理解できないし、
世の中のサイトがすべて例の3サイトになっても良いと考えていた
でも、ここのコメントを読んだり、自分で調べてみたりして、
デザインとは使いやすさのみを追求するものでもないことがわかった
例えばトレンドでは、その時の社会的背景や技術的背景にも影響されることを知ったし、
ID:lZu4fT04gqEaのコメントを読めば、最悪だと思っていたデザインも一応ありか、と思うようになった(しかし評価は変わらなかった、自分がSFCDのようなデザインを作ることは今後もありえないだろうし、作るとしたらもっと工夫する)
ここのコメントはすべて自分の血肉になった、回答してくれてありがとう
困惑は解消されつつある
シングルページやUXバキバキなサイトが増えてくる傾向にあるのは、Web全体の傾向と密接にリンクしているはずです。
似たような情報でも5年前とは比べ物にならないくらい情報の絶対量が増えている事や、Webの利用形態がブラウザベースからSNSを中心としたモバイルアプリベースとなってきた事で、ブラウザのブックマークや検索結果から固定的にダイレクトアクセスすることが圧倒的に少なくなっている。
統計的な実数を把握はしていないが、手元の仕事で感じる感覚値でも、大手企業のコーポレートサイト等はPVがじわりじわりと減っている。恐らくこれからのWebサイトはKPIをPVに設定する事は少なくなるだろうし、マーケティング系の会社でもPV依存の計測ではない手法に目を向けようとしています。
そうなると、母集団が減るわけですから1回のWebサイトアクセスでの目標達成率(これまではおおよそ3割程度のもの)をもっと高い率に引き上げる必要が出てきます。だからこそ1回のアクセスで印象づける仕掛け作りが必要になってくるわけです。
こうした傾向と併せて、コーポレートサイトのデザインの寿命もどんどん短くなっていくと思われます。だとするなら、1度のリデザインでかかるコストを抑えるためにも、情報設計の構造としてもシンプルである方が良いですし、これはリデザインが入るタイミングでブラッシュアップするのが効率が良く、その理由付けとしてもシングルページのようなアプローチがモアベターな訳です。
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